
ゲーム販売・DVDレンタルのゲオがゲオヤ(GEO-YA)っていうコンビニを出店したったほんとですか?食品小売業界への進出理由も気になるし、他のコンビニと比べてゲオヤ(GEO-YA)にどんな特徴があるのか気になります。
ゲーム販売やDVDレンタルでメジャーなゲオが、いきなりコンビニを出店するとはかなり驚きですよね。
この記事では、2021年1月に初出店したばかりのゲオヤ(GEO-YA)の詳細情報や、なぜ食品小売に進出したのかを解説します。
ゲオヤ(GEO-YA)はセブンやローソンなどの大手コンビニとは違った戦略を展開していて、けっこう便利そうなコンビニですよ。
この記事を読むことで、ゲオヤ(GEO-YA)の詳細情報がわかり、きっとゲオヤ(GEO-YA)に行きたくなります。
ゲオヤ(GEO-YA)が気になる人は、この記事を最後まで読んでください。
ゲーム・レンタルのゲオが「ゲオヤ」の名でコンビニを実験的にオープン
2021年1月にゲオホールディングスの株式会社ゲオリテールが「ゲオヤ」の名で、コンビニを2店舗オープンさせました。
DVDレンタルやゲームソフトなどの買い取り・販売店「GEO(ゲオ)」や、総合リユースショップ「セカンドストリート」などを展開するゲオグループが新業態「GEO-YA(ゲオヤ)」の運営を開始した。
zakzak by 夕刊フジ/2021年2月15日
2021年1月に2店舗オープンしたのは東京の「蓮根2丁目店」と「ときわ台駅前店」
2021年にゲオヤ(GEO-YA)は2店舗オープンしました。
1店舗目は「蓮根2丁目店」です。
- ゲオヤ 蓮根2丁目店:東京都板橋区蓮根2丁目19−1
- 営業時間:朝6:00~夜23:00
2店舗目は「ときわ台駅前店」です。
どちらも板橋区にあり、わりと住宅街に立地しています。
都心からは少し離れて、あえて激戦区を避けた立地戦略がうかがえますね。
現在は試験中で、結果次第では3店舗目も予定している
ゲオヤ(GEO-YA)は現在、実験的に2店舗をオープンしています。
この2店舗がうまくいけば、他エリアに進出する可能性は十分にありそうです。
ターゲットは「単身者、共働き、シニア。通勤の行き帰りに利用してもらうことを想定している」(ゲオホールディングス広報課)という。あくまでも実験店で、3号店の出店計画は現時点では未定だという。
食品産業新聞社/2021年2月15日
普通のコンビニとはちょっと違うゲオヤの特徴と詳細について
これだけコンビニが飽和する日本で、あえてコンビニの事業を展開するゲオホールディングスは、結構強気に感じますよね。
しかし、ゲオヤ(GEO-YA)は大手のセブンやローソン、ファミマなどとは違った面白い特徴があるため、すべて紹介します。
- 特徴①:タバコを吸うスペースが用意されている
- 特徴②:無人レジで、各店舗の正社員1人だけ
- 特徴③:おにぎりなどの腐りやすい商品は扱わない
- 特徴④:狭小な土地に出店している
- 特徴⑤:年会費500円でタバコ以外が10%オフ
- 特徴⑥:なぜか焼き芋とコーヒーには力を入れている
それぞれの特徴を解説します。
特徴①:タバコを吸うスペースが用意されている
ゲオヤ(GEO-YA)の特徴1つ目は「タバコを吸うスペースが用意されている」です。
喫煙者には厳しい(喫煙スペースの排除や、タバコの値上がり)世の中になってきていますが、時代を逆光するようにあえてGEO-YAは喫煙スペースを設けています。
2020年4月から多くの人が集まる場所(飲食店など)では原則禁煙のルールができましたので、タバコを吸える場所が増えたのは、喫煙者にとってはありがたいですよね。
特徴②:無人レジで、各店舗の正社員1人だけ
ゲオヤ(GEO-YA)の特徴2つ目は「無人レジで、各店舗の正社員1人だけ」です。
レジはセルフレジで現金、クレジット、電子マネー、QRコードに対応しています。
昨今、ユニクロでも無人レジ化が進んでいるように、今後はコンビニでも無人化が進んでいく見込みです(実際に、ローソンでは実験的に無人店舗も開発しています)。
なんと、GEO-YAは大手コンビニにも負けないスピードで無人レジを導入していますので、人件費が抑えられる分だけ利益率が上がりますし、人手・アルバイト不足が叫ばれる昨今では理想的な運営ですよね。
特徴③:おにぎりなどの腐りやすい商品は扱わない
ゲオヤ(GEO-YA)の特徴3つ目は「おにぎりなどの腐りやすい商品は扱わない」です。
ゲオヤ(GEO-YA)が扱うのは「カップ麺や菓子、飲料など日持ちする食品のみ」に特化しています。
大手コンビニはフードロスで度々ニュースになりますが、GEO-YAはその問題も起きなそうですね。
ゲオホールディングスには「セカンドストリート」というリユース事業もあるように、地球に優しいイメージがコンビニ「ゲオヤ」にも現れているような気がするのは、私だけでしょうか。
特徴④:狭小な土地に出店している
ゲオヤ(GEO-YA)の特徴4つ目は「狭小な土地に出店している」です。
蓮根2丁目店とときわ台駅前店のどちらも、通常のコンビニの3分の1のスペースですので、かなり狭小な場所に立地しています。
取扱商品は1000点ほどで、その分厳選をしているそうです。
特徴⑤:年会費500円でタバコ以外が10%オフ
ゲオヤ(GEO-YA)の特徴5つ目は「年会費500円でタバコ以外が10%オフ」です。
コンビニの年会費制は、大手コンビニにはあまり見られない新しい仕組みですね。
年間5,000円買えば年会費を回収できる計算ですが、1つのコンビニで年間5,000円も使うのかな?と疑問に思ってしまいますが、面白い試みに感じます。
特徴⑥:焼き芋とコーヒーには力を入れている
ゲオヤ(GEO-YA)の特徴6つ目は「なぜか焼き芋とコーヒーには力を入れている」です。
石焼き芋は「紅はるか」のブランド芋を使用し、1個100円と価格もかなり攻めています。
また、コーヒーはドトールの豆を使用しており、こちらも1杯100円とかなり嬉しいプライスです。
焼き芋といえば100円ローソンのイメージがありますが、今後ゲオヤ(GEO-YA)が全国展開されれば、コンビニで焼き芋が買えるようになりますね(笑)。
ゲオがなぜコンビニ「ゲオヤ」で食品小売に進出をしたのか
なぜゲオホールディングスがコンビニ「ゲオヤ」で食品小売に進出をしたのでしょうか。
理由は2つあります。
- 理由①:コンビニの廃棄問題を解消した環境型コンビニを開発するため
- 理由②:ITの積極活用で他事業にも展開をするため
それぞれ解説します。
理由①:コンビニの廃棄問題を解消した環境型コンビニを開発するため
ゲオホールディングスがゲオヤ(GEO-YA)で食品小売に進出した理由1つ目は「コンビニの廃棄問題を解消した環境型コンビニを開発するため」です。
ゲオホールディングス広報課によると、小売業として食品ロス削減にチャレンジしたいという考えから、新業態「GEO-YA」を立ち上げたという。
食品産業新聞社/2021年2月15日
とても素晴らしい試みですよね。
ゲオヤ(GEO-YA)の特徴でも紹介したように、日持ちする商品をメインで扱うのも、廃棄問題や食品ロス削減につなげるためだと考えられます。
理由②:ITの積極活用で他事業にも展開をするため
ゲオホールディングスがゲオヤ(GEO-YA)で食品小売に進出した理由2つ目は「ITの積極活用で他事業にも展開をするため」です。
ゲオホールディングスのグループ業績報告の中に、重点取り組み事項として「ITの積極活用」があります。
ゲオはゲーム販売やリユース事業がメインの会社ですので、ゲオヤ(GEO-YA)で培った無人レジやIT技術は他の事業にも展開することができますし、もし展開ができれば店舗の効率も格段に上がります。
ITの積極活用という意味でも、ゲオヤ(GEO-YA)の今後の展開には注目が集まります!
新たなコンビニ「ゲオヤ」の口コミ
Twitterでもゲオヤ(GEO-YA)に注目が集まっていますので、いくつか紹介します。
ゲオヤ(GEO-YA)の認知度はまだ低いようですね。
今後に期待です!
まとめ:ゲオヤはぜひとも全国展開されてほしい!
ゲオホールディングスが新たに展開しているコンビニ「ゲオヤ(GEO-YA)」を詳しく解説しました。
大手のコンビニとは違った戦略を取っていて面白いですよね。
ドドールのコーヒー豆から挽いたコーヒーが1杯100円で買えるのはうれしいです。
まだ実験店舗らしいので、今後の展開が楽しみですし、東京以外にもぜひ出店されることを期待します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。