笠松競馬はなぜ八百長疑惑で騒がれる?【4つの理由を解説】

悩んでいる人

笠松競馬ってなんでこんなに八百長疑惑で騒がれてるの?ニュースやネットを見てても「笠松競馬が八百長をやっている!」という確信的な情報って、無いですよね。

2020年6月に笠松競馬の4人が突然引退したときも「笠松競馬は八百長だ!」と騒がれましたし、2021年1月に起きた所得隠し(インサイダー)問題で「笠松競馬は八百長だ!」という風潮が一層強まりました。

しかし、2020年も2021年も、八百長が原因で引退した騎手や調教師はひとりもいません

そこで、笠松競馬がなぜこれだけ八百長で疑われるのかを4つの理由に分けて、詳しく解説をします。

「笠松競馬の八百長って本当?」「笠松競馬で八百長が起きてると思ってたけど、確信的な根拠ってたしかに無いよな…」と思っている人は、この記事を最後まで読んでください。

目次

2020・2021年に八百長で笠松競馬を引退した騎手・調教師はいない

事実をお伝えすると、2020年も2021年も八百長で笠松競馬を引退した騎手・調教師・厩務員(きゅうむいん)はいません

※後ほど解説しますが、昭和時代は笠松競馬で八百長事件があり、逮捕者も出ています

2020年は調教師の尾島徹、騎手の佐藤友則、山下雅之、島崎和也が突然の引退をしていますが、このときの引退理由はあくまで「馬券の違法購入(競馬法29条の違反・インサイダー)」です。

2020年に笠松競馬で起きた馬券の違法購入や引退した騎手・調教師について

また、2021年1月の発覚した笠松競馬での事件は「所得隠し(脱税)・馬券の違法購入(競馬法29条の違反・インサイダー)」の疑いで捜査されており、表向きな理由として八百長には一切触れていません(2021年2月14日時点では、まだ事件の詳細が明らかになっていません)。

2020年に引退した元笠松競馬の尾島徹さんも、YouTubeやTwitterでは強く「馬券の違法購入はしたが、八百長は絶対にやっていない」と主張しています。

笠松競馬の尾島徹が八百長疑惑と2021年所得隠しを暴露!【誰が犯人?】

世間では、笠松競馬の八百長疑惑の声がとても大きいですが、事実として八百長が原因で逮捕されたり、引退をした騎手・調教師・厩務員(きゅうむいん)は今のところいないのが事実です。

八百長で笠松競馬を引退した騎手・調教師は(最近)いないのに、なぜ疑われているのか

八百長で引退した騎手・調教師・厩務員がいないのに、笠松競馬でこれだけ八百長が疑われてしまう理由を4つ解説します。

笠松競馬が八百長で疑われる理由4つ
  • 理由①:笠松競馬で起きている事件が複雑で分かりづらいから
  • 理由②:佐藤友則のレッドアヴァンセの動画が八百長っぽいから
  • 理由③:笠松競馬で過去に八百長で逮捕された事件が本当にあったから
  • 理由④:過去に笠松競馬で大損した人が「八百長」と思いたいから

4つの理由をそれぞれ解説します。

理由①:笠松競馬で起きている事件が複雑で分かりづらいから

笠松競馬が八百長で疑われる理由1つ目は「起きている事件が複雑で分かりづらいから」です。

2020年に起きた馬券の違法購入、2021年の所得隠し問題(インサイダー)と、お金に関わる問題であることは分かるものの、どちらも分りづらいですよね。

笠松競馬で起きている事件は「内部の人間がお金儲けをする」という意味では八百長の目的と同じですが、馬券の違法購入・所得隠し問題・八百長はそれぞれで意味が異なります。

それぞれの違いを、以下に(簡単に)まとめます。

  • 「馬券の違法購入(競馬法29条違反)」:競馬関係者が馬券を購入すること
  • 「所得隠し」:馬券で儲けた額に応じて納税をする必要があるのに、それを怠ること
  • 「インサイダー」:競馬の内部の人間(つまり、笠松競馬に所属する人)にしか知り得ない馬の調子の情報などをリークすること(リーク先は、身内の人間だったり、馬券購入を依頼している人など)
  • 「八百長」:意図的に着順の操作をして、始めから決まっていたシナリオでレースを進めること

これらのことがいっぺんに笠松競馬で語られているため、事件の内容が余計にわかりづらくなっています。

繰り返しになりますが、事実として八百長で引退した騎手・調教師・厩務員(厩務員)はいません

※昭和時代には、八百長で逮捕される事件が笠松競馬で発生しています

理由②:佐藤友則のレッドアヴァンセの動画が八百長っぽいから

笠松競馬が八百長で疑われる理由2つ目は「佐藤友則のレッドアヴァンセの動画が八百長っぽいから」です。

2020年に馬券の違法購入疑惑で笠松競馬を引退した佐藤友則さんの有名な動画があります。

この動画で元笠松競馬の尾島徹さんは「単なる下手乗り」という旨の説明をしています。

そして、このレースは中央競馬でのレースですので、もし八百長だったとしたら即刻処分されている案件ですよね(もちろん、地方競馬であっても八百長は処分されるべきです)。

たしかに、何の予備知識ももたずに佐藤友則のレッドアヴァンセのレース見ると「これガチで八百長じゃん…」と思ってしまいますが、当時の環境(レース主催)や専門家の目線から判断するに、八百長である可能性は低そうです。

理由③:笠松競馬で過去に八百長で逮捕された事件が本当にあったから

笠松競馬が八百長で疑われる理由3つ目は「笠松競馬で過去に八百長で逮捕された事件が本当にあったから」です。

実は、笠松競馬では昭和時代に八百長で19人が逮捕される事件が起きています。

笠松競馬の騎手らが覚醒剤を注射したり、八百長レースを仕組んでいた昭和の事件。競馬法違反などの疑いで計19人が逮捕され、2開催が中止になったが、不正を排除して2カ月後にはレースを再開させた。

岐阜新聞Web/2021年2月12日

1975年に起きた八百長事件ですので、約40、50年前の話です。

当時に徹底的な処分(逮捕、追放)をした結果、笠松競馬はクリーンなイメージが戻り、のちにオグリキャップや安藤勝己騎手など、黄金期を迎えました。

笠松競馬で40、50年前に一度八百長が起きていますので、その印象が拭いきれていない人は、2020年・2021年の事件に対しても「八百長だ!」と感じるのも、無理はありません。

理由④:過去に笠松競馬で大損した人が「八百長」と思いたいから

笠松競馬が八百長で疑われる理由4つ目は「過去に笠松競馬で大損した人が「八百長」と思いたいから」です。

パチコンなどの賭け事で大敗した人が「このホールは操作されている」と嘆く心理と同じように、過去に笠松競馬で良い思いをしていない人にとっては「笠松競馬は八百長だ!」という気持ちも、よくわかります。

実際に笠松競馬で八百長が起きている可能性もゼロではありません(2021年時点では、逮捕者や引退者が出ていないだけかもしれない)。

もし笠松競馬で八百長が本当に起きていたとしたら、これまで笠松競馬で「大損」した人も、本当に怒ってよいと思いますが「八百長が起きたという確証」は、2021年2月時点ではとられていません。

2020・2021年の笠松競馬の事件(馬券購入・インサイダー・所得隠し)の調査次第では、八百長が発覚する可能性も

これだけ世間では「笠松競馬は八百長だ」と疑われていますが、2021年2月時点では八百長が原因の逮捕者・引退者は出ていません

笠松競馬が八百長で疑われる4つの理由をおさらいします。

  • 理由①:笠松競馬で起きている事件が複雑で分かりづらいから
  • 理由②:佐藤友則のレッドアヴァンセの動画が八百長っぽいから
  • 理由③:笠松競馬で過去に八百長で逮捕された事件が本当にあったから
  • 理由④:過去に笠松競馬で大損した人が「八百長」と思いたいから

2021年1月に発覚した笠松競馬での所得隠し・脱税問題については、調査の結果が近々報道されるでしょう。

しかし、八百長疑惑にまで警察や調査委員会が踏み込めているかどうかは、ちょっと怪しい雲行きです。

本当に2021年3月にレースが再開できるかも、かなり怪しいですよね。

笠松競馬場のレース再開が3月って本当?【2021所得隠し問題】

2021年に起きた事件をきっかけに、しっかり膿を出し切って、競馬ファンが信頼できる笠松競馬場に戻ることを期待します。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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